Googleアナリティクスの直帰率・離脱率の概要と対処法を解説

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Googleアナリティクスをチェックしていると直帰率や離脱率という項目がありますが、どのような意味なのかわかっていないという方も多いです。本記事では、Googleアナリティクスに表示されている直帰率と離脱率の意味と対処法について詳しく解説します。

アナリティクスの直帰率とは?

アナリティクスの直帰率とは、ユーザーが検索エンジンからWebサイトに流入してきた場合において、そのページだけを閲覧してWebサイトを離れていってしまったときの割合を示す数値です。例えば、検索エンジンからAのページを表示した場合、Aページだけを閲覧してブラウザバックしてしまった場合、ユーザーが直帰したという判定になります。一方で、検索エンジンからAページを表示した後に関連記事のBページを閲覧した場合はサイトを周回してくれているということになるため直帰率にはカウントされません。そのため、上記の2つの例だけで直帰率を計算する場合は直帰率50%となるのです。

直帰率について、Googleは下記のように記載していきます。

”直帰率は、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合を示します。”

アナリティクスの離脱率とは?

アナリティクスの離脱率とは、Webサイトが閲覧されたとき、どのページからWebサイトを閉じたのかを表す数値です。例えば、AサイトからBサイトを閲覧したのち、Bサイトでタブを削除してWebサイトを離れた場合、Bサイトで離脱したということになります。ですので、10回Webサイトが表示された中で1回Bページからユーザーが離脱した場合、Bページの離脱率は10%となります。

離脱率について、Googleは下記のように記載していきます。

”離脱率は、個々のページのすべてのページビューで、そのページがセッションの最後のページになった割合を示します。”

直帰率と離脱率はどちらを重視するべき?

結論から申し上げますと、アナリティクスでは直帰率を重要視するべきです。というのも、直帰率が高いWebサイトはユーザーがコンテンツに満足していなかったり、ほかの関連コンテンツに興味関心を示していない場合が多いからです。一方で離脱率は、ユーザーがサイトを周回して満足してサイトを離脱している可能性もあるため、ユーザーがネガティブな感情を抱いているとは限りません。ただし、コンテンツの中で明らかに離脱率の高いページについては何かしらの問題があるため改善する必要があります。

直帰率を改善する対処法

先ほどもお伝えした通り、アナリティクスの直帰率が高い場合は対処する必要があります。具体的な対処法は以下の通りです。

  • タイトルとコンテンツを一致させる
  • Webサイトの表示速度を早くする

それぞれの対処法について、以下で詳しく解説します。

1.タイトルとコンテンツを一致させる

検索エンジンでWebコンテンツを探す場合の多くで記事のタイトルから興味を持ってページを閲覧するため、タイトルと記事の内容を一致させることが非常に大切です。タイトルに興味を惹かれても記事の内容がタイトルと関係がない文章だった場合、ユーザーはすぐにページを離れていってしまいます。また、記事タイトルに関係する情報を記事内で網羅することも直帰率を下げるためには必要です。例えば、「告白 どっちから」というワードで検索したユーザーは、「告白を男女のどちらからすればいいのか」ということを知りたいのではなく、「告白を成功させてお付き合いをしたい」ということを知りたいわけですので、記事内では付き合うための情報を網羅させることが大切なのです。このように、検索したユーザーの意図を汲むことは直帰率を下げるためにも重要です。

2.Webサイトの表示速度を早くする

Webサイトの表示速度が遅いとコンテンツが表示される前にページを離れていってしまうことが増えてしまうため、ページ表示速度は早くすることが大切です。Webサイトの読み込み時間が3秒の場合、1秒のWebサイトに比べて離脱率が32%増加し、読み込み時間が5秒の場合は1秒のWebサイトに比べて離脱率が90%増加するというデータもあるほど、Webサイトの表示速度は直帰率に大きな影響を及ぼします。ページ表示速度は「PageSpeed Insights」というサイトでチェックすることができます。

まとめ

本記事では、Googleアナリティクスに表示されている直帰率と離脱率の意味と対処法について詳しく解説しました。直帰率と離脱率はWebサイトを運営する中で大切な数値となり、中でも直帰率はSEO対策においても重要な数値ですので、理解しておいて損はありません。ぜひ本記事を参考にして直帰率と離脱率についてチェックしてみてください。

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