Webサイトやブログにおいて、ページ表示速度を速くするために画像圧縮やファイル変換の施策をすることが一般的ですが、結局どの画像フォーマットを使用すればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
また、Googleが使用を推奨しているWebpは使うべきなのかどうか悩んでいる方も多いでしょう。
そこで本記事は、Webpの概要と変換するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
Webサイトやブログで使用する画像フォーマットについて悩んでいる方はぜひ最後まで読んでみてください。
Webp(ウェッピー)とは?
Webとは、Googleが開発した次世代の画像フォーマットです。
検索順位やサイト評価などの指標を決めているGoogleが開発した画像フォーマットということもあり、SEO対策において活用すべきという意見が主流であったものの、2010年に公式発表された新しい画像フォーマットということもあり、多くのデメリットも存在していました。
しかし、公式発表から14年ほど経過した2024年ではどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
Webpに画像変換するメリット・デメリットについて、以下で詳しく解説します。
Webp(ウェッピー)に画像変換するメリット
Webpに画像変換するメリットは以下の通りです。
- 画像の軽量化に優れている
- 画質を落とさずに圧縮できる
- 透過・アニメーションにも対応している
- SEO対策としても効果的
- ほとんどのブラウザに対応している
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.画像の軽量化に優れている
WebpのSEOにおける最大のメリットは、ほかの圧縮方法に比べて画像の軽量化に優れているという点です。
JPEGに比べて25%〜34%ほどの圧縮率、PNGに比べて26%ほどの圧縮率を誇っています。
2.画質を落とさずに圧縮できる
WebPは可逆圧縮と非可逆圧縮の両方に対応しているため、画質を落とさずに圧縮することができます。
そのため、できる限りオリジナル画像のままの画質で使用したい写真サイトなどでも活躍するのです。
3.透過・アニメーションにも対応している
WebPは透過処理とアニメーションの両方に対応しているため、使い勝手が非常にいいです。
従来であれば透過処理をするためにはPNGの画像フォーマットを使用し、アニメーションを加えるためにはGIFのフォーマットを使用することが一般的でしたが、WebPであれば負フォーマットを変更しなくても両方使うことができます。
4.SEO対策としても効果的
WebPは画像圧縮率が高いため、Webページの表示速度を遅くすることがほとんどありません。
Webページの表示速度が遅いとユーザーの離脱率や直帰率が高くなってしまい、Googleから評価が下がってしまいます。
Googleが行った調査によると、ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加すると言われています。(参照:Think with Google「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」)
このように、WebPはSEO対策としても効果があるのです。
5.ほとんどのブラウザに対応している
WebPが提供されてからしばらくは対応ブラウザが少なく、使用するかどうかを悩まれていた方も多い印象でしたが、2024年現在では主要なブラウザに全て対応しています。
具体的には以下のブラウザで対応しています。
- Google Chrome
- Firefox
- Edge
- Safari
ただし、Internet Exploreのような古いブラウザでは対応していないことが多いです。
Webp(ウェッピー)に画像変換するデメリット
現在、WebPを画像変換するデメリットはほとんどありません。
WebPが提供されてから10年以上経過しているため、ブラウザ対応はもちろん、画像編集ソフトでもWebPに対応しているケースが多いです。
たとえば、PhotoshopでWebPは使用できませんでしたが、2022年5月からWebPに対応しているため、画像編集を伴う作業でも問題ないでしょう。
このように、各種サービスがWebPの利用に対応しているため、現状は大きなデメリットはありません。
まとめ
本記事は、Webpの概要と変換するメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
最新情報をチェックしないでWebPを避けていたという方は多いと思いますが、現在はほとんどのデメリットが解消されていますので、ぜひ活用してみてください。
コメント