SEOのキーワード選定で重要な「検索クエリ」とは？意味や4つの種類を解説

キーワード選定を何気なく行っている方も多いですが、検索クエリをもとにしたキーワード選定をしたほうが効果的なSEO対策をすることができます。

本記事では、SEOのキーワード選定で重要となる検索クエリの概要と4つの種類について詳しく解説します。

検索クエリとは？

クエリ（query）とは、”質問”や”問い”という意味を持つ言葉です。

クエリという言葉はIT業界では「ソフトウェアに対するデータの問い合わせ・要求」などの意味で使用されますが、SEOにおける検索クエリは検索エンジンの検索窓に入力して検索された単語やフレーズのことを指します。

検索クエリはキーワードと似たような言葉ですが、キーワードは単語やフレーズそのものを指しますが、検索クエリは検索エンジンで検索された単語やフレーズという違いがあります。

SEOキーワードの種類は以下の通りです。

ユーザーが何かしらのキーワードで検索するとき、かならず”悩みを解決したい”と考えています。

その悩みを大きく分類すると4つに分けることができ、検索クリエについても4つに分類することができるのです。

それでは、それぞれの種類について以下で詳しく解説します。

knowクエリ（情報型クエリ・インフォメーションクエリ）は、”何かを知りたい”という悩みが生まれたときに検索されるクエリです。

つまり、ユーザーの検索意図は明確な答えとなるため、コンテンツ制作では知識を網羅することが大切になります。

たとえば、「足が痛い　原因」というキーワードはknowクエリですが、検索意図は足が痛い原因を知りたいことになるため、足が痛くなる原因を網羅した記事を書くことがSEOでは効果的です。

ほかにも、「〇〇　とは」や「〇〇　方法」、「〇〇　メリット」などがknowクエリの代表例となります。

Doクエリ（取引型クエリ・トランザクショナルクエリ）は、”何かをしたい”という意図があるときに検索されるクエリです。

そのため、何かを行動するときに必要な情報を求めています。

たとえば、「Amazonプライムビデオ　登録方法」というキーワードはDoクエリですが、検索意図はAmazonプライムビデオに登録して映画やアニメを視聴したいということになるため、お得に登録できる方法や登録手順など、登録に必要な情報を網羅することがSEOでは効果的です。

ほかにも、「〇〇　作り方」や「〇〇　ダウンロード」、「〇〇　簡単」などがDoクエリの代表例となります。

Buyクエリは、”何かを購入したい”という意図があるときに検索されるクエリです。

Buyクエリは”購入”という行動をする検索意図があるためDoクエリにまとめられることもありますが、SEOのキーワードでBuyクエリはアフィリエイトや自社商品の販売などに用いられるため、個別に解説されることが多いです。

たとえば、「DIY　電動ドライバー　ホームセンター」というキーワードはBuyクエリですが、検索意図はDIYをするために必要な電動ドライバーをホームセンターで購入したいということになるため、まずはホームセンターで販売されている電動ドライバーの種類を紹介する必要があります。

そのうえで、ホームセンターで購入したいと思っている理由が「安く買いたい」や「近くのお店で買いたい」という真理があると判断できるのであれば、コンテンツ内でホームセンターよりも安く購入できる通販サイトを紹介したり、ネットで買えば移動する必要がないことなどを訴求することも可能です。

ほかにも、「〇〇　オススメ」や「〇〇　比較」、「〇〇　口コミ」などがBuyクエリの代表例となります。

Buyクエリは4種類のクエリの中でも特に競合が多いクエリとなります。

Goクエリは、”どこかに行きたい”という意図があるときに検索されるクエリです。

”どこか”というのは現実の場所だけではなく、インターネット上の場所（サイト名）なども含まれます。

たとえば、「Amazon　アウトレット」というキーワードはGoクエリですが、検索意図はAmazonアウトレットにアクセスしたいということです。

Goクエリのなかには「渋谷　レストラン」、「新宿　居酒屋」なども含まれますが、これらはSEOではなくMEOのほうが効果的ですので、自社の店舗に集客したい場合はMEOを優先して行いましょう。

本記事では、SEOのキーワード選定で重要となる検索クエリの概要と4つの種類について詳しく解説しました。

クエリを4種類に分けてキーワード選定することで、より明確な検索意図を掴むことができるため、しっかりと理解しましょう。