SEOはGoogleアルゴリズムに対して行うことが一般的であるため、前提としてGoogleの考え方を理解することは非常に大切です。
本記事では、SEO対策をするときに絶対に抑えるべきポイントを解説します。
SEO対策をするうえで前提条件となる内容ですので、かならず理解しておきましょう。
SEO対策でGoogleアルゴリズムを理解すべきなのはなぜ?
日本で使われている検索エンジンを挙げてみても、Google、Yahoo!、Bing、Safariなどがあり、それぞれの検索エンジンのアルゴリズムによって検索順位が決定されています。
そのため、本来であればすべてのアルゴリズムに対してSEO対策を行うべきなのですが、Googleの市場シェア率が圧倒的すぎるため、Google以外のアルゴリズムは無視してSEO対策が行われることが基本なのです。
総務省によると、検索エンジンの世界市場においてGoogleのシェアが85%以上という調査結果が出ています。
また、スマートフォンの市場シェアではYahoo!が20%となっていますが、Yahoo!のアルゴリズムはGoogleのアルゴリズムが使用されているため、Yahoo!に対するSEO対策は必要ありません。(参照:総務省「第2部 情報通信分野の現状と課題」)
このように、検索エンジンのトップシェアを誇るGoogleとYahoo!は同じアルゴリズムが使われているため、SEO対策においてもGoogleに対する施策をすることだけに集中すべきなのです。
Googleアルゴリズムの基準となるポイント
Googleアルゴリズムの基準となるポイント
- Googleが掲げる10の事実
- E-E-A-T
- YMYL
SEO対策の施策はさまざまですが、Googleアルゴリズムを作り上げる基本的な考え方を理解することがSEOを成功させるために必要になります。
それでは、それぞれのポイントについて以下で詳しく解説します。
Googleが掲げる10の事実
Googleが掲げる10の事実とは、Google社が掲げる経営理念です。
Googleが掲げる10の事実の具体的な内容は以下の通りとなります。
- ①ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- ②1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- ③遅いより速いほうがいい。
- ④ウェブ上の民主主義は機能します。
- ⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- ⑥悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- ⑦世の中にはまだまだ情報があふれている。
- ⑧情報のニーズはすべての国境を越える。
- ⑨スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- ⑩「すばらしい」では足りない。
(引用:Google「Google が掲げる 10 の事実」)
これらの内容はGoogleの根底の考え方ですので、当然SEOにおいても重要なポイントです。
E-E-A-T
E-E-A-Tは「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼)」という4つの単語から構成されており、GoogleがWebサイトを評価するときの基準です。
それぞれの項目のポイントを以下で詳しく解説します。
1.Experience(経験)
Experienceでは、コンテンツ内に実体験にもとづく内容が含まれているかどうかが重要です。
ユーザーの検索意図に経験が含まれている場合、実体験に基づく客観的な内容が評価されます。
2.Expertise(専門性)
Expertiseは、コンテンツの専門性の高さが重要です。
コンテンツおよびWebサイト全体の専門生が評価されます。
3.Authoritativeness(権威性)
Authoritativenessは、第三者からの評価が重要となります。
専門家の監修や他のWebサイトに引用された被リンク獲得などが評価されます。
4.Trust(信頼)
Trustは、信頼されるWebサイト運営を行っているかどうかが重要視されます。
誇大表現やコピペなどが減点対象となります。
YMYL
YMYL(Your Money or Your Life)とは、私たちの人生に大きく関わる「お金」や「健康」、「医療」などを総称した言葉です。
「Google検索品質評価ガイドライン(Google General Guidelines)」によって厳格に管理されています。
そのため、基本的にはYMYL関連のコンテンツを制作する場合は専門家が執筆、もしくは専門家の監修のもと執筆することが必要です。
まとめ
本記事では、SEO対策をするときに絶対に抑えるべきポイントを解説しました。
SEO対策の施策はさまざまですが、検索順位はGoogleアルゴリズムが決定することを理解し、Googleの根底部分にある考え方を理解することで、より効果的なSEO対策ができるでしょう。
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