インターネットを利用していると、なかなか表示されないページにイライラした経験があるとういう方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分でWebサイトやブログを運営していると、ページ表示速度を早めるのはなかなか難しいことなのです。
本記事では、Webサイトやブログのページ表示速度を早くするべき理由やチェック方法、具体的な改善方法について詳しく解説します。
Webサイトやブログのページ表示速度は早くするべき?
結論から申し上げますと、Webサイトやブログのページ表示速度は早くするべきです。
検索エンジンでの検索順位に大きく関わるGoogleアルゴリズムではユーザーにストレスのないようにWebサイトを表示するため、ページ表示速度は非常に重要視されているため、ページ表示速度の遅いWebサイトは上位表示されにくくなります。
また、ページ表示速度が遅いとユーザーがストレスを感じるだけでなく、Webページ読み込み中に離脱してしまったり、ページが表示されてもすぐに離脱してしまうということにも繋がります。
実際にGoogleが行った調査によると、ページ表示速度が1秒から3秒になると直帰率が32%増加、6秒になると106%増加、10秒まで遅くなると123%増加すると言われているため、どれほどページ表示速度が重要かが分かるでしょう。(参照:Think with Google「Find out how you stack up to new industry benchmarks for mobile page speed」)
Googleが掲げる10の事実でもページ表示速度に触れられている
「Googleが掲げる10」とは、Google社が掲げる経営理念ですが、その中で”遅いより速いほうがいい”という項目があります。
検索エンジンを提供しているGoogleはユーザー体験を重要視しているため、ユーザー体験を損なう要因のひとつとなるページ表示速度の遅さは、SEO対策においても避けるべきだと言われているのです。
「Googleが掲げる10の事実」の内容は以下の通りです。
- ①ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- ②1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- ③遅いより速いほうがいい。
- ④ウェブ上の民主主義は機能します。
- ⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- ⑥悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- ⑦世の中にはまだまだ情報があふれている。
- ⑧情報のニーズはすべての国境を越える。
- ⑨スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- ⑩「すばらしい」では足りない。
(引用:Google「Google が掲げる 10 の事実」)
Webサイトやブログのページ表示速度をチェックする方法
Webサイトやブログのページ表示速度は、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」で確認することができます。
PageSpeed InsightsではWebページのURLを入力するだけでWebサイトにおける指標に合格しているかどうかを判断してくれるだけでなく、Webページの細かいパフォーマンスや改善方法などを総合的にチェックすることが可能です。
PageSpeed Insightsでは点数で表示されますが、100点を獲得することはかなり難しいため、80点前後を基準に改善していくといいでしょう。
また、上位表示されている記事でもパフォーマンスで100点を獲得しているケースはかなり少ないため、自分のWebサイトを改善するときは、狙っているキーワードでの競合サイトや同ジャンルの競合サイトなどがどれくらいの点数なのかチェックして、比較しながら自分のサイトを改善することがおすすめです。
Webサイトやブログのページ表示速度を早くする改善方法
ページ表示速度はさまざまな要素によって決まるため、改善方法もさまざまですが、もっとも手軽に行える効果的な改善方法は画像の圧縮です。
コンテンツ内ではアイキャッチや記事内画像など多くの画像を使用しますが、実はかなり容量が大きく、ページ表示速度を遅くする大きな原因となっています。
そのためフリーサイトから画像を選んでいる場合や、自分で撮影した写真などをWebページで使用している場合は、「iLoveIMG」や「あっしゅくま」などの画像圧縮ツールを使用することがオススメです。
画像を圧縮して使用するだけでもページ表示速度を大きく改善できることもありますので、まずは画像圧縮から初めてみるといいでしょう。
まとめ
本記事では、Webサイトやブログのページ表示速度を早くするべき理由やチェック方法、具体的な改善方法について詳しく解説しました。
ページ表示速度が遅いといくら良質なコンテンツを作成したとしても見てもらう機会を損失する原因となってしまうため、表示速度が遅い場合はすぐに対策しましょう。
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